老朽化した木造長屋を建替えた事例・実例

建替えの経緯を教えてください。

今回の計画地には、木造の長屋と閉店したコンビニエンスストアの建物などがありました。長屋は戦前に建てられたもので老朽化していましたので、いつか建て直そうとは考えていました。しかし、ひとり暮らしのご老人がお住まいのうえ、長屋を退去された方が駐車場として利用し毎月賃料が振り込まれていました。閉店していたコンビニの部分は貸地にしていました。さらに、以前火事になってそのままの建物が残っていて、そのあたりは鬱蒼としていて、粗大ゴミなどが投棄されたままになっていました。入るのが怖いような場所になってしまっていて、防犯上もよくないのでいつかなんとかしようと思っていましたが、具体的な計画は進めていませんでした。

生和コーポレーション（以下「生和」）をお知りになったきっかけは？

4年ぐらい前に営業の岡田さんがいらしたのが始まりでした。まだその頃は計画を具体的に進めようとはしていなかったのですが、それから2年ぐらいの間、足繁く通っていらして、根気よく調べたり、いろいろと動いていただきました。

他社と比較はされましたか？

他の会社もいらっしゃいましたが、アプローチの真剣さと熱意が全然違いました。実は前に述べたような状態の土地になっていたのは、いろいろ複雑な事情があったからでした。貸家の部分は毎月振り込まれている賃料がはっきりと誰から振り込まれているのかが不明でしたので、活用することもできませんでした。最初はコンビニの部分を除いて駐車場にすることを考えていましたが、生和さんは平成27年の相続税の改正に伴い、賃貸マンションにした場合についても提案してくれました。賃貸マンションを建てるにしても、目の前に営業していないコンビニの建物があるよりは、そこの敷地も含めて建て直し、大通りに面した方がいいのはもちろん分かってはいましたが、当初はやむなくコンビニの敷地以外で計画をスタートさせました。しかし、計画中にも生和さんは諦めることなく各方面をあたり、賃料を振り込んでいた方を探し出してくれ、また、コンビニの借地権の問題解決まで進めてくれました。そうして土地の条件がきれいになったので、計画がより理想に近い形で進行できるようになりました。仕事を誰に委ねるかは、結局は人次第。とにかく熱意が違いました。