不動産営業の種類と仕事内容は?平均年収・やりがい・キャリアパス
これから不動産営業を目指すにあたり、どのような仕事内容なのか、どのくらいの年収を得られるのか、やりがいや魅力は何かなどが気になる方もいるでしょう。
一口に不動産営業といっても、実務では土地活用営業・不動産賃貸仲介営業・不動産売買仲介営業・仕入れ営業・投資用不動産営業の5つのタイプに分かれます。担当分野によって仕事内容や求められるスキルは大きく異なるため、まずは自分がどのような働き方をしたいのかを明確にすることが大切です。
また、不動産業界ではインセンティブ制度を採用している企業が多く、自分の努力次第では年収1,000万円以上を目指すことも可能です。さらに、顧客の人生設計やライフイベントに深く関われる点も、不動産営業ならではの魅力といえます。
この記事では、不動産営業の5つの種類と仕事内容、向いている人の特徴、平均年収、やりがい、そしてキャリアパスまで詳しく解説します。
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不動産営業とは

不動産営業とは、住宅・土地・オフィス・投資用不動産などを「貸したい人・売りたい人」と「借りたい人・買いたい人」をつなぐ仕事です。
土地や建物は人々の生活の基盤であり、売買などの選択は顧客の人生設計にも大きな影響を与えます。そのため、不動産営業は顧客の人生の節目に寄り添えるやりがいの大きい仕事といえるでしょう。自分の努力次第で、新卒・中途を問わず活躍できる点も特徴です。
不動産営業は、おもに次の5つに分類されます。
- 土地活用営業
- 不動産賃貸仲介営業
- 不動産売買仲介営業
- 仕入れ営業
- 投資用不動産営業
ただし、すべての企業にこの5種類の営業が存在するわけではありません。企業の事業領域や顧客層によって、担当する営業スタイルや取り扱う不動産の種類は異なります。
土地活用営業の仕事内容と向いている人
土地を所有している方にとって、「どのように土地を活かすか」は大きな悩みの一つです。土地活用営業は、そうした土地オーナー様の悩みを解決するために、最適な活用方法を提案し、土地の持つ価値を最大限に引き出す仕事です。
ここでは、土地活用営業の具体的な仕事内容と、この仕事に向いている人の特徴について解説します。
土地活用営業の仕事内容
土地活用営業は、人生の大きな意思決定をサポートするコンサルです。具体的には、土地を所有する個人や法人に対して、その土地を最も有効に活かす方法を提案します。
単に土地を貸す、売るといった表面的な取引にとどまらず、資産運用や相続税対策などの観点から、土地の持つ潜在価値を最大限に引き出す提案を行ないます。土地オーナー様の悩みや希望を丁寧にくみ取り、的確な解決策を提示するため、幅広い知識と高い提案力が求められます。
営業手法としては、テレアポやダイレクトメールによるアプローチもありますが、基本は訪問営業が中心です。実際に顔を合わせて話すことで信頼関係を築き、土地活用に関する課題や要望を丁寧に聞き取ることが、契約獲得の鍵になります。
また、見込み客を獲得するための土地活用セミナーや相談会を企画・開催する活動も重要な仕事です。
土地活用営業は取引金額が大きく、インセンティブ(成果報酬)制度を導入している企業が多いのも特徴です。若手でも成果を上げれば高収入を得られるチャンスがあり、数字として成果が見えやすい分、営業としての手応えや達成感を得やすい仕事といえるでしょう。
土地活用営業が向いている人
継続して一つのことに打ち込み、深い信頼を築ける人が向いています。
土地活用営業は、一度の訪問で契約が決まることはほとんどなく、長期的に土地オーナー様と信頼関係を築いていく必要があります。そのため、初対面の相手ともスムーズに会話ができるコミュニケーション能力を持っており、相手の立場になって気配りができる人が成果を出せるでしょう。
また、契約に至るまでのプロセスには時間がかかることが多く、地道に努力を積み重ねられる粘り強さも欠かせません。
さらに、土地活用営業は成果が報酬に直結する実力主義の世界でもあります。自分の行動や提案力で契約を勝ち取りたい人、努力が結果として目に見える形で評価される環境に魅力を感じる人にとっては、非常にやりがいのある仕事です。
【先輩の声】
入社1年目に賃貸マンション経営の提案を行なう企画提案営業に携わり、提案力と実行力を磨いてきました。お客様の相続や税金に関する不安を一つひとつ丁寧に解消し、信頼関係を築くことを常に意識しています。
入社4年目には課長へ昇格し、現在はチームを率いる立場としてメンバーとともに課の目標200%達成を継続中です。お客様・家族・自分、関わるすべての人が幸せになれる営業を信条に、これからも挑戦を続けていきます。
不動産賃貸仲介営業の仕事内容と向いている人
不動産賃貸仲介営業は、マンション・アパートなどの賃貸物件を「貸したいオーナー様」と「借りたい入居希望者」との間を取り持つ仕事です。不動産賃貸仲介営業のおもな仕事内容は、以下のとおりです。
- マンション・アパートなどの賃貸物件を仲介する
- 家主・オーナー様と交渉して賃貸物件を仲介させてもらう
顧客の希望条件をもとに最適な物件を探して提案し、契約成立までを丁寧にサポートします。
不動産賃貸仲介営業の仕事内容
不動産賃貸仲介営業は、顧客に丁寧に寄り添い、サポートする仕事です。
一人暮らしを始める際などに、サポートを受けた人も多いのではないでしょうか。
不動産賃貸仲介営業の仕事は、まず顧客から希望するエリアや間取り、家賃などの条件を丁寧にヒアリングすることから始まります。その内容をもとに、条件に合った物件をピックアップし、内覧を手配。実際に物件を見てもらったうえで、契約手続きへと進む流れです。
契約の際には、入居審査の案内や契約書の作成・交付、保証人の確認、重要事項説明といった事務的な手続きも担当します。報酬は、賃貸借契約が無事に成立した際に顧客から支払われる仲介手数料です。
マンション・アパートなどの賃貸物件を仲介する
不動産賃貸仲介営業では、マンションやアパート、戸建てなどさまざまなタイプの賃貸物件を扱います。
顧客は個人の入居希望者だけでなく、法人が社宅用に物件を借りるケースもあり、扱う案件の幅が広いのが特徴です。
物件の募集はおもにインターネット広告や不動産情報サイトを通じて行ない、内覧の案内や契約手続きまで営業担当者が一貫して対応します。1回の案内で複数の物件を内覧することも多く、特に1~3月の繁忙期には、内覧対応だけで一日が終わることも珍しくありません。
また、企業を訪問し、社宅用物件の紹介や契約を担当する場合もあります。
家主・オーナー様と交渉して賃貸物件を仲介させてもらう
賃貸仲介営業では、紹介できる物件数が多いほど、顧客に提案できる選択肢が増え、契約のチャンスも広がります。そのため、家主やオーナー様を訪問し、「自社で物件を紹介させてもらうための交渉」も重要な業務の一つです。
また、企業によっては自社がオーナー様から物件を一括で借上げ、賃貸管理として入居者募集や契約業務を行なうケースもあります。多くの物件の管理を任せてもらうことは、顧客のニーズに柔軟に対応できるようになるだけでなく、営業としての成果にも直結する大きなポイントです。
不動産賃貸仲介営業が向いている人
誰かを支えることが好きな人に向いている仕事です。
不動産賃貸仲介営業は、ヒアリングを通じて顧客の要望を把握し、希望条件に合った物件を提案する力が求められます。そのため、人と話すことが好きで、相手に合わせた配慮ができると顧客のニーズに応えることができるでしょう。顧客やオーナー様との信頼関係が契約の成否を左右するため、誠実なコミュニケーションも欠かせません。
また、物件の紹介や内覧対応など多岐にわたる業務内容に優先順位を付け、限られた時間のなかで柔軟に対応する力も必要です。
なお、賃貸仲介は売買仲介と比べて1件当たりの仲介手数料が低いため、月々の売上や契約件数など一定の目標が設定されます。目標を意欲的に達成しようとする姿勢が成果につながります。
【先輩の声】
現在は、当社が施工した賃貸マンションの管理営業として、オーナー様の賃貸経営をサポートしています。入居者募集や家賃設定など幅広い業務を担当し、約40名のオーナー様と信頼関係を築きながら業務にあたっています。
入社当初は毎日が緊張の連続でしたが、先輩方の丁寧な指導やフォローのおかげで少しずつ自信を持てるようになりました。今では、オーナー様の声に耳を傾けながら、資産価値の向上につながる提案ができることに大きなやりがいを感じています。
不動産売買仲介営業の仕事内容と向いている人
不動産の売買は、顧客にとって人生の大きな転機となる重要なイベントです。そのプロセスを支え、理想の取引を実現へと導くのが不動産売買仲介営業の仕事です。顧客の期待に応え、人生の節目に寄り添える点で、非常にやりがいのある職種といえるでしょう。
ここでは、不動産売買仲介営業の具体的な仕事内容と、この仕事に向いている人の特徴を解説します。
不動産売買仲介営業の仕事内容
不動産売買仲介営業は、不動産を「買いたい人」と「売りたい人」をつなぎ、取引を成立へ導く仕事です。売買成立に向けた交渉役ともいえるでしょう。
不動産賃貸仲介営業と同様に契約成立時の仲介手数料がおもな報酬となります。ただし、売買仲介では扱う金額が高額になることが多く、契約までに時間を要するケースも少なくありません。
業務は大きく「元付け」と「客付け」に分かれ、両方を担当する企業があれば、片方のみの業務に特化している企業もあります。それぞれの立場によって営業のアプローチや求められるスキルが異なるため、まずはその特徴を理解しておくことが大切です。
元付け
元付けの営業は、不動産を売りたい顧客から相談を受け、物件の査定を行なったうえで仲介契約を結ぶところから始まります。契約後は、物件情報をレインズ(不動産情報の共有ネットワークシステム)に登録し、販売活動をサポートする流れです。購入希望者が現れたら、売買交渉から契約の締結、引き渡しまでを一貫して担当します。
客付け
客付けの営業は、不動産を購入したい顧客から相談を受け、希望するエリアや価格帯、間取り、生活環境などの条件を丁寧にヒアリングするところから始まります。条件に合った物件をレインズなどで探し、元付け営業と連携して内覧を実施。顧客の購入意思が固まった段階で、仲介契約を締結します。その後、重要事項説明や売買契約の締結、引き渡しまでをサポートするのが客付け営業の役割です。
不動産売買仲介営業が向いている人
不動産売買仲介営業は、顧客の人生に深く関わる仕事です。そのため、顧客の立場になって「どうすれば幸せな住まい選びができるか」を真剣に考えられる人や、みんなが満足できる答えを探し続けられる人に向いています。
また、契約に関わる法規制や税制、資金計画などの知識を身に付け、的確な情報を提供できることも信頼関係を築くうえで大切なポイントです。常に学ぶ姿勢を持ち、顧客に寄り添った提案ができる人ほど成果を上げやすいでしょう。
不動産売買仲介営業は、契約に至るまでのプロセスが長く複雑な分、成約時の達成感や充実感が大きい仕事です。努力がしっかりと成果に結び付く、やりがいのある職種といえるでしょう。
仕入れ営業の仕事内容と向いている人
仕入れ営業は、不動産の仕入れからその後の販売・開発の基盤をつくる重要な役割を担う仕事です。
ここでは、仕入れ営業の具体的な仕事内容と向いている人の特徴を見ていきましょう。
仕入れ営業の仕事内容
仕入れ営業は、不動産事業の企画・開発の最上流の仕事です。
「用地仕入れ」とも呼ばれ、不動産の取引や開発に必要な土地・建物を取得します。仕入れた不動産はマンションや戸建ての建設用地として利用されるほか、リフォーム後に再販売・賃貸されるなど、用途は多岐にわたります。
業務は、まず活用の可能性のある物件情報を集め、現地調査を行なうところから始まります。仕入れを決定したあとは、価格や取引条件の交渉、売り出し計画の立案、契約締結へと進む流れです。
仕入れ営業は不動産事業の最上流工程を担うため、企業の成長を支える重要なポジションといえるでしょう。
また、企業によっては、土地や建物の仕入れに加えて開発計画や事業化までを一貫して手掛ける「ディベロップメント営業」と呼ばれる役割を担う場合もあります。
単なる土地の取得にとどまらず、街づくりの構想段階から関われる点が、この仕事の大きな魅力です。
仕入れ営業が向いている人
仕入れ営業では、売りに出ている土地や建物の情報をいち早く入手する情報収集力が欠かせません。市場動向や地域の再開発計画など、日々変化する情報を敏感に察知できる人に向いています。
また、仕入れた土地や建物をどのように活用するかを考える企画・構想力も求められます。例えば「住宅地として開発するのか」「商業施設に転用するのか」など、用途を見極め、将来的な価値を判断できる洞察力が重要です。
加えて、仕入れ営業では管理会社や地主などへの訪問を通じて信頼関係を築くことも必要です。すぐに成果が出る仕事ではないため、粘り強く人間関係を構築できる人や、人とのつながりを大切にできる人、地道な努力を継続できる人に適しています。
【先輩の声】
不動産開発部の立ち上げメンバーとして、ゼロから組織づくりに携わってきました。税制の知識や相場観など、初めて学ぶ分野も多く苦労しましたが、仲間と支え合いながら一つひとつ乗り越えてきました。
自社開発案件では、土地の仕入れから設計・施工・販売まで一貫して関わることができ、物件が完成した瞬間の達成感は格別です。自由度が高く、温かいチームのなかで互いに助け合いながら挑戦できる環境も、この仕事の大きな魅力と感じています。「この部署を生和で一番の部門に育てたい」、そんな思いを胸に、日々の業務に全力で取り組んでいます。
投資用不動産営業の仕事内容と向いている人
投資用不動産営業は、顧客の資産形成や資産運用をサポートする仕事です。物件の販売額が高くなる傾向にあり、金融や税務、不動産投資に関する知識も求められるため、不動産営業のなかでも特に専門性の高い分野といえます。
ここでは、投資用不動産営業の具体的な仕事内容と、向いている人の特徴を見ていきましょう。
投資用不動産営業の仕事内容
投資用不動産営業は、不動産の仕入れと販売を一手に担う仕事です。具体的には、仕入れたマンションやアパート、一戸建て、ビル、土地などの投資目的の不動産を投資家に販売します。
新築・中古を問わず取り扱い、特に中古物件ではリフォームやリノベーションで付加価値を高めて再販売するケースもあります。
投資家は、購入した物件を賃貸に出して家賃収入を得たり、将来的な売却益を狙ったりと、資産運用の一環として不動産を購入します。そのため、営業担当者には「安く仕入れて高く売る」といった短期的な視点だけでなく、長期的に資産価値を見極める洞察力が欠かせません。
また、空室リスクを抑えるためには、人気エリアや需要の高い間取りを見極めるマーケット感覚も重要です。さらに、投資家の資金計画やライフプランに合わせて最適な提案を行なう点では、金融営業に近い要素も持ち合わせています。
投資用不動産営業が向いている人
投資用不動産営業は、「自分が住むための物件」ではなく、「人に貸すことを前提とした物件」を提案する仕事です。そのため、需要のある物件を見極める分析力や相場観、立地、市場動向を読むマーケット感覚が求められます。こうした幅広い知識を積極的に学び、吸収しようとする姿勢を持つ人や、先読みして行動を起こせる人が活躍しやすいでしょう。
また、不動産投資には景気の変動や空室、建物の老朽化などさまざまなリスクがともないます。そうしたリスクを予測し、軽減策を提案できるリスクマネジメント力も欠かせません。
さらに、投資家との信頼関係を築くためには、誠実な対応と高いコミュニケーション力が必要です。飛び込み営業や電話営業を行なうこともあるため、人と接することを前向きに楽しめる人に向いている仕事といえるでしょう。
不動産営業の平均年収はどのくらい?
不動産営業は成果が給与に反映されやすい職種であり、個人の実績によって年収に大きな差が出るのが特徴です。ここでは、不動産営業の平均年収や給与の仕組みについて解説します。
不動産営業の平均年収
厚生労働省のデータによると、「不動産営業員等」の平均年収は約618万3,000円※です。
ただし、取り扱う不動産の種類や営業成績によって年収には大きな幅があります。
例えば、1件当たりの成約単価が低い賃貸営業では、平均年収を下回るケースは少なくありません。一方で、不動産売買仲介営業や土地活用営業など高額物件を扱う分野では、成果次第で20代の若手社員でも年収1,000万円を超えることもあります。
一般的に営業職は「扱う商品の価格が高いほど報酬が大きくなる」傾向にあり、不動産営業はまさにその代表的な仕事といえるでしょう。
※出典:厚生労働省「職業情報提供サイト」
給与形態と営業成績が年収を左右する
不動産営業職の給与は、「基本給+インセンティブ(歩合)」で構成されるのが一般的です。そのため、インセンティブの割合が高い企業では、営業成績がそのまま年収に反映されるのが特徴です。
成果を上げるほど報酬が増える仕組みのため、自分の努力や実力を正当に評価されたい人にとっては魅力的な環境といえるでしょう。
例えば、生和コーポレーションの企画提案営業職ではインセンティブ制度を導入しており、入社5年目の平均年収は1,125万円となっています。成果が明確に報酬へ反映されるため、やりがいを感じながら高収入を目指せる環境です。
【先輩の声】
弊社の土地活用営業では、1件当たりの成約単価が非常に高く、数億円規模の取引になることもあります。ほかの営業職と比べてもインセンティブの割合が大きく設定されているため、若手社員でも成果次第で高収入を目指せる点が魅力です。
努力や実力がそのまま報酬に反映される環境なので、自分の力を試したい人や成長意欲の高い人にぴったりの職場だと感じています。
不動産営業のやりがいは?キャリアパスと役立つ資格

不動産営業は、自分の成果が数字として明確に表れる仕事です。努力がそのまま成果や報酬につながるため、達成感ややりがいを実感しやすい職種といえるでしょう。
ここでは、不動産営業ならではのやりがいに加えて、キャリアアップのステップや将来的に役立つ資格について紹介します。
不動産営業のやりがい
生活の基盤である「住まい」の賃貸や売買は、顧客にとって人生の大きな決断です。不動産営業は、そうした顧客の悩みや希望を丁寧に聞き取り、信頼関係を築きながら最適な提案を行なう仕事であり、顧客の人生に深く関われる点が魅力です。成約時に顧客から感謝の言葉をもらった瞬間には、大きな達成感とやりがいを味わえるでしょう。
また、不動産営業には不動産だけでなく、税制・金融・保険など幅広い知識が求められるため、実務を通じて専門スキルを高められます。
さらに、取引金額が高額になるケースが多く、インセンティブ制度を導入している企業では成果が報酬に直結。自分の努力が数字として目に見える形で評価されるため、モチベーションを保ちながら成長できる点も不動産営業ならではのやりがいです。
不動産営業のキャリアパス
不動産営業は経験を積むことで、チームリーダーやマネージャーなどのマネジメント職へとキャリアアップする道が開かれています。
例えば生和コーポレーションでは、年功序列ではなく実績を重視した評価制度を採用しており、成果を出せば年齢に関係なく昇進のチャンスがあります。実際に、入社からわずか数年で管理職としてチームを率いる社員もおり、自らの努力でキャリアを切り拓ける環境が整っています。

また、不動産営業として培った経験や人脈を活かし、将来的に独立・開業を目指すことも可能です。地道に成果を積み重ねることが、次のステップにつながります。
キャリアアップに役立つ資格
不動産営業として長く活躍するためには、まず「宅地建物取引士(宅建士)」の資格取得がおすすめです。
宅建士を保有していれば、契約業務を単独で完結できるほか、企業によっては資格手当が支給される場合もあります。また、宅建業法では「事務所ごとに従業員の5人に1人以上の宅建士が必要」と定められており、業界内での需要が非常に高い資格です。
さらに、金融・融資・保険・税制など幅広い知識を得られる「ファイナンシャル・プランナー(FP)」や、不動産の売買・有効活用の提案に役立つ「公認不動産コンサルティングマスター」なども、キャリアアップに有効な資格といえます。
生和コーポレーションでも、こうした資格を保有していることで採用時の評価が上がる場合があります。必須ではありませんが、スキルアップを目指すうえで大きなプラスとなる資格です。
【先輩の声】
入社1年目は、企画提案営業の幹部育成部門であるソリューション営業本部に所属し、実績を積み重ねてきました。その後、新規開拓営業へと業務の幅を広げ、「お客様のために何ができるか」を常に考えながら提案を続けることで信頼を獲得。2年目、3年目にはそれぞれ4棟の契約を達成し、4年目には課長への最速昇進を果たしました。
営業において成果はもちろん大切ですが、ただがむしゃらに努力するのではなく、目標から逆算して必要な行動を積み上げてきたことが結果につながったと思います。現在は課を率いる立場として、これまでの経験を活かしながら部下の育成にも力を入れています。
まとめ:不動産営業の5つの種類を理解し、自分に合った仕事を見つけよう
不動産営業には土地活用営業・不動産賃貸仲介営業・不動産売買仲介営業・仕入れ営業・投資用不動産営業の5つの種類があり、それぞれ仕事内容や求められるスキルは異なります。
しかし共通しているのは、いずれも人々の暮らしの基盤となる「住まい」を扱う仕事であり、顧客の人生に深く関われる点です。顧客の大きな決断をサポートする責任のある仕事だからこそ、成約時の達成感や感謝の言葉にやりがいを感じられるでしょう。
また、不動産営業は成果が明確に評価される職種であり、努力次第で高年収を実現できる点も魅力の一つです。
生和コーポレーションではインセンティブ制度を導入しており、成果次第で年収1,000万円以上を得ることも可能です。営業未経験からスタートした社員も多数活躍しており、新卒・中途を問わず成長できる環境が整っています。自分の強みを活かして不動産営業としてのキャリアを築きたい方は、ぜひ生和コーポレーションの求人にご応募ください。