不動産の価値を示す方法としてツボ単価という表現方法が用いられることがあります。
一坪当たりの価値が決まっており、それに実際の坪数をかけるとその不動産の価値が計算できるのです。
地域によって坪単価が異なる
坪単価は地域によって価格が異なります。
日本全国を見てみるとやはり坪単価が最も高いのが、土地の値段が最も高い東京都であり郊外ではなく23区が最も坪単価が高くなっています。
それに次いで坪単価が高いのが、現在まで再開発が行われてマンションの建設数が増えている川崎市、そして神奈川県の中心地で都心への通勤通学者も多い横浜市、千葉市やさいたま市です。
ちなみに最も坪単価の高い東京23区のマンションの平均価格は203万円ほどであり、緩やかに上昇傾向にありますが、他の地域に関しては、この数年でそれほど大きな変化は見られず横ばい状態が続いています。
坪単価でマンションの価値を知る
マンション同士を比較するときに、坪単価がマンションの価値を決める一つの物差しになります。
マンションの価格を決めるのは立地や専有面積、環境などですが、それだけで物件を比較するのは難しいことがあります。
坪単価では物件の条件まで考慮されて一坪当たりの価格が算出されていますので、先ほど述べた立地や専有面積などの条件と合わせて考えると、より物件同士の比較が行いやすくなるのです。
坪単価の計算方法
坪単価はどのようにして算出できるのかというと、建物の価格を占有面積にて割った数がそれに該当します。
マンション建設を考えている方は坪単価についても理解しておいたほうが、経営を続けていく上でも役立つはずです。
マンションを建設し、それを分譲若しくは賃貸することによって利益を得ようと考えていらっしゃることと思いますが、坪単価にてマンションの価値を決める方もいらっしゃるのです。
専有面積に対して販売価格が安ければ坪単価も安くなりますので、それで物件の価値が低いと判断されてしまう可能性も考えられます。
逆に坪単価が高くなればそれだけ価値のある物件として捉えられますので、周りのマンションの相場と比較して坪単価が高いか安いかの説明がきちんとなされると、納得して頂けます。