マンションの躯体工事の工程・工法・ポイント

マンションの躯体工事の工程・工法・ポイント

建物の資産価値を作り出す
大切な工程
いわずと知れた本体の工事です。
何層にもわたる長い工程を着実に大切に。

鉄筋・型枠・コンクリート工事

基礎工事が終わると、柱、壁、梁、床などをつくる各階の躯体工事が始まります。柱・壁の配筋を行い、型枠を組み立てます。その後、上階の梁・床の型枠を組み立て、配筋を行います。配筋状況やかぶり厚さ、型枠の組みたて状況を確認した後清掃、検査をした上でコンクリート打設を行います。

 躯体工事は工期の約7割以上を占める重要な工事である上、躯体工事の施工管理には、コンクリート、鉄筋、鉄骨、施工法等に関する高度な専門知識と豊富な経験が必要な工程です。弊社では豊富な経験を有した施工管理技士が毎現場厳しく品質を確認しながらお客様の賃貸マンション作りを実現しています。配筋時の確認項目としては鉄筋の種類・径が設計書と納入書記載の事項と相違ないか目視によって現物も同じであるかの確認、目視、径の測定をおこないます。納入時の確認後は実際に設討図書に規定された加工がなされたものであること、加工寸法などをスケール等で計測します。またこれらを現場にて加工するさいには同じく設計図書に基づいた加工寸法・許容差の規定に適合しているかを確認します。これらの品質確認を経てこの工程は実施されます。

 柱・壁・梁型枠作業はコンクリート流し込みの作業の前に、建物の鋳型の役割をするものでこの作業を正確に行っていない場合はコンクリート打設後の施行状況に大きな影響を与える可能性ある、重要な工程です。設計図書にあるように正確な組方になっているか、正しく固定されているかを目視ですみずみまで確認を受けます。この型枠工事を終えるといよいよ生コンクリートの流し込み工程に入ります。圧力をかけながら型枠内にコンクリートを流し込みますが、その際ジャンカが起こらないように慎重に流し込みを行います。ジャンカとはセメントと砂利の分離などによってコンクリートの強度低下を招く、打設不良をいうもので長期に渡って建物をもたさなければならないので、施工の際も特に不良が起きていないかを確認しながら打設を行っていきます。

〈ひとくちコラム〉かぶり厚さについて

鉄筋コンクリート内の鉄筋からコンクリート表面までの
最小寸法を「かぶり厚さ」と言います。
コンクリートはアルカリ性質であるため、この「かぶり厚さ」を確保することで鉄筋の酸化を防ぎます。

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