モデルルームのデザイン・作り方(2/4)

モデルルームのデザイン・作り方

モデルルームは第一印象が大切!
第一印象をUPし、良いイメージを記憶に残す空間作り

効果的なモデルルームづくりの秘訣

モデルルームづくりで大切なことは、お部屋の空間的な特徴を見極めることです。まず、空間の長所と短所を見つけます。建物の8階で前面道路に面した南向きのお部屋。日中は十分な光が入り明るく、デメリットとして気になるような梁や柱の出っ張りはありませんでした。次に、玄関から廊下を通って部屋に入り、また玄関に戻るまでの動線と視線の動きを考えます(左下写真)。人の視線に何がどんな順番で目に入ってくるでしょうか。リビングに入る扉は左吊り元ですから、扉を開けると、まずキッチンが見え(右下写真)、次にダイニングの空間や壁が目に入り、そして、明るいベランダの窓へと視界が広がって行くことでしょう。

この時、ダイニング側の壁とダイニング奥のコーナー部が寂しく暗いことが気になりました。ここにモデルルームづくりにおける一つ目のポイントがあります。

二つ目のポイントは、人の空間認識の特性から見出すことができます。人の感覚的な空間認識は、右脳で行われます。右脳は左側視野の視覚情報を処理しています。つまり、リビングに入って左側の壁が大切になります。

秘訣其の一 ダイニングの工夫でイメージup

さて、第一印象は、リビングの扉を開いた時、最初に何に視線と意識が行くかで変わります。すぐ近くにあるキッチンに目が行くよりも、もっと遠くに視線が行くようにした方が、広い印象を与えることができます。そこでアイキャッチとなるよう、ダイニング上にペンダントを吊ることにしました。ペンダントは、人の視線の高さ近くにあるので、視線を捉えるのに有効なのです。

さらに、壁の暗さが気になったダイニング奥のコーナーにはミラーを貼りました。この位置のミラーは、最も部屋が広く見える効果的な場所です。ミラー前に植物を置けば、緑が増殖します。そして、明るい窓の光が反射するようになります。リビング側の壁も写りこむので、何が写り込むかを計算に入れて場所を決めました。

これで、視線を部屋の奥へと引き込み、部屋を広く感じさせることができます。そして、寂しく暗くなりがちだったダイニングスペースの第一印象を華やかで明るい印象へと変えました。

【無料小冊子】生和ならではの「建築物件作品集」:手がけてきた建築事例をお客様の声も交えてご紹介する、生和の仕事を知るにはこの一冊。生和のノウハウが詰まった事例集をプレゼントいたします。あなたのオーナー生活にご活用ください。

5分でわかる生和コーポレーション。土地活用一筋50年の生和の強みを5分でお伝えします。

お問い合わせはコチラから

資料請求

0120-800-312