老朽化した戸建借家と更地を賃貸マンションへ建替えた事例

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アパート経営アパート建替え

NEXT STEP #52 VILLA ORION ヴィラ・オリオン

木造賃貸の新しい形。
地域でも一際
目を惹くデザインで
グッドデザイン賞受賞。

木造3階建と思えないような外観デザイン。
入居者様が安心して暮らせる5台の防犯カメラを設置しました。

Before

After

建替えのきっかけを教えてください

元々この土地には、平屋戸建ての借家3棟と更地がありました。借家は築50年ぐらいのもので老朽化していたので、貸していたのはそのうち1棟だけでした。2棟は5〜6年ぐらいは空いたままにして人は入れず、ゆくゆくは建替えまたは取り壊して駐車場にしようと考えていました。でも、ずっと空いたままにしておくのは防犯上もよくありません。「そろそろ計画しなければ」と思っていた頃に、生和コーポレーション（以下「生和」）の営業さんがやって来ました。2016年1月のことです。「新しい木造2×4（ツーバイフォー）商品ができたので提案させてほしい」とのことでしたので、興味を持ちました。

生和を選んだ理由は何ですか？

隣接地で2棟の賃貸アパートを経営しているのですが、実はその計画時にも生和さんの別の営業さんが来訪されました。その時には、コンクリート造の低層の提案でしたが、採算性に疑問を感じたのでお断りしました。今回の提案は、木造で2×4工法の3階建。話を聞いてみると、2×4工法もかなり進化

していて、より良いものになっていると実感しました。税金対策のことなどもあるので税理士を入れていただいて、2階建の場合もシミュレーションしてもらい、比較した上で3階建に決めました。今回は、建設業者や住宅メーカーに関しては、生和さん以外は検討しませんでした。前回の賃貸アパートの建設を任せた住宅メーカーは、工事の内容や入居後にトラブルがありましたので。ある程度広い敷地でしたので、時間貸し駐車場の会社も営業に来ていましたが、そちらは考えませんでした。

生和が提案したプランはいかがでしたか？

採算性をはじめとして計画がしっかりしたものだったので、基本的にはプランはお任せしました。1LDK、2LDK中心のプランはこの辺りでは需要があり、バリエーションも3タイプあるので、入居者さんも選びやすいと思いました。木造でも設備・仕様は分譲マンション並みでしたし、「この内容なら、入居者さんも嬉しいだろう」と思えるものでした。たとえば、お風呂の広さ。「この辺りの賃貸物件ではこんなのはないだろうな」と思いました。そして、「これなら十分に競争力があるだろう」と手応えを感じました。

entrance

今回、グッドデザイン賞を受賞しましたが、ご感想は？

話を聞いてびっくりしました。生和さんとしても木造での受賞は初めてということで、力を入れていただいたのだろうと嬉しく思います。入居者さんも誇らしく思うのではないでしょうか。とにかく、デザインについては今までに見たことがないもので、最初から印象に残りました。まずアルコーブや外廊下があること。木造は玄関を開けたらすぐに外というデザインが一般的だと思っていたので、意外でした。そして衝撃的だったのは外観のデザイン。シーリングが出ない新しい外壁材を使い、落ち着いた色が全面に出て、『SEIWA』のロゴも大きく入ったデザインは、とても斬新でした。

その他に印象に残ったことはありますか？

石膏ボードの多さや遮音床、そして基礎工事をとてもしっかりとやっている

ことに感心しました。また、共用部に明かりが多く付いていて、こんなに明るくなるんだとびっくりしました。センサーとタイマーが併用なので、夜中じゅう明かりがつきっぱなしではないんです。他には、防犯カメラの多さにも驚きました。この規模の賃貸物件ならば、一般的にはエントランス部分だけというイメージがありましたが、廊下などにも付いていて、駐車場部分も含めると5台。入居の見学に来る人も「他とは違うな」と感じる人がかなりいるだろうと思いました。

今後の生和へ望むことは何ですか？

今まではこれといって気になることはありませんでした。賃貸はコンスタントなメンテナンスが必要ですので、今後の維持費などは気になるところですが、今回は外壁材も最新のメンテナンスが楽なものを採用しているということで、その辺りも期待しています。

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