アパート経営・マンション経営でローンの借り換えをする際の注意点

アパート経営・マンション経営を行う上で、ローンを積極的に活用するオーナー様は多いのではないでしょうか。
常に低金利の時にローンを利用できれば、手許に残る利益も多くなりますが、そうそう簡単にはローンの金利を変更することはできません。そこで焦点となるのが、金利が下がった時に借り換えをするかどうかということです。
そこで今回は、ローンの借り換えをする際の注意点についてまとめてみました。

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ローン借り換えの際に考慮すべき点

ローンを借り換える場合は、主に以下のような点をよく考慮して判断する必要があります。

・現在の契約と借り換えた場合の金利差
現在契約しているローンの金利が高いと感じている方は、他の金融機関で借り換えた場合、金利が何%になるか確認する必要があります。もちろん金利だけで借り換えた方が良いかどうかをすぐに判断することはできませんが、借り換えを前向きに検討するかどうかの指針にはなるでしょう。もし、1%以上ローン金利が下がるなら借り換えを検討する価値は十分にありそうです。

・残債と返済期間
残債が多く、返済期間も長い場合は、金利差があまり大きくなくても、借り換えた方が有利になるケースが多いようです。反対に残債が少なく返済期間も短い場合は、たとえ金利差が大きくても、借り換えの際の諸経費を含めると、かえって金融機関に多く支払うことになってしまうケースがあります。ローン借り換えの場合は、諸経費を含めた合計返済額を現在の残債と比較する必要があります。

・借り換えに必要な諸経費
借り換えに必要な諸経費には、取扱手数料、保証料、印紙代、登録免許税、抵当権抹消費用(抵当権が設定されている場合)、司法書士手数料などがあります。どのくらいかかるかは、返済期間やローン申し込み金額等によって異なります。借り換えを申し込む前に、現在の返済金額が借り換えによって大幅に軽減されることを慎重に確認する必要があります。

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ローンを借り換える際の注意点

上記のような借り換えの際に考慮すべき点を確認した結果、ローン借り換えによるメリットが大きいと判断した場合は、借り換えを進めることになります。しかし、ここで注意しなければいけない点がいくつかあります。まず、現在アパートローンを契約している金融機関との信頼関係です。アパートローンなどの高額のローンを組んで、数年から十数年きちんと返済を続けてきたとすれば、その金融機関との間には、かなり強い信頼関係ができているはずです。その信頼関係は、今後発生する可能性が高いリフォームや大規模修繕費用の調達に役立つかも知れません。
ローンの借り換えによって、返済金額を抑えることも重要ですが、金融機関との信頼関係も非常に重要なポイントです。ローンを借り換えるということは、借り換える前の金融機関との関係が途絶えてしまうことを意味するので十分留意すべきでしょう。

ローンの借り換えをする際は、目に見える金利だけの問題ではなく、将来的にその金融機関とどんな取り引きが期待できるかということも大きく関わってきます。ローン借り換えを実行するかは、その点も十分に考慮した上で慎重に結論を出すことをお勧めします。