消防設備の特例基準と特例申請の方法とは
消防設備というのは、我々が安全に生活するうえで非常に重要なものです。
ですからアパートやマンションに住んでいても、そうした事に関してしっかりと認識を示すこと必要なのです。
しかし、この消防設備に関しては「特例基準」というものが存在します。
ここで改めて取り上げてみることにしましょう。
土地活用一筋54年。累計着工戸数120,000戸超の実績。
冊子をプレゼント
消防設備の特例とは
この特例は正式には、「共同住宅等に係る消防用設備等の技術上の基準の特例」ということができます。
昭和50年頃から適用されているのです。
簡単に説明すると、共同住宅というのは多数の人が生活するものの、基本的には個人住宅の集まりだという考えに根付いています。
つまり必要以上に消防設備を設置すると、オーナーや居住者に過度の負担を負わせることがあるということです。
ですから一定基準をクリアしている場合には、こうした共同住宅に特例を認めるというものなのです。
土地活用一筋54年。累計着工戸数120,000戸超の実績。
冊子をプレゼント
その基準となるのは何か
ではどのような場合に特例が認められるのでしょうか。
以下で基準の一部を見ていきたいと思います。
まずスプリンクラーの設置基準に関してです。
建物の階数が11階以上の階の住戸、管理室、共用室についてはスプリンクラーを設置しなければいけませんが、壁や天井等の仕上げに不燃材料、もしくは準不燃材料が使われていて、隣接している部屋などに防火措置がとられていれば、設置を免除する事ができます。
また、火災報知設備は基本全館設置しなければいけないのですが、共同住宅用スプリンクラーを設置している部屋については設置しなくて良いことになっています。
その他建物の構造にも色んな基準があります。
例えば耐火構造で区画されていること、主要入口だけではなくバルコニーからも避難できることなどです。
さらに仕上げに不燃材料を使っているかもチェックされています。
簡単に言うならば、燃えにくく、さらに逃げやすい構造になっているのであれば、基準が緩くなるということなのです。
ここではあくまでも一部を紹介しましたが、その他にも設置が免除されるものがあるので、よく調べることをおすすめします。
申請とプロセス
この申請ですが、具体的にどのように行うことができるのでしょうか。
新しくアパートやマンションを建てたとしても、実は自動的にこれが適用されるわけではありません。
最寄りの消防署、もしくは財団法人である「日本消防設備安全センター」などに申請をする必要があるのです。
皆さんが一般的な入居者であればこうしたことを行う必要はありません。
管理組合やオーナーに任せることができるでしょう。
このような申請フォームというのは、ネットからも簡単にダウンロードできるようになっています。
ぜひ参考にしてみてください。
よくあるご質問
- 土地活用・不動産経営は初心者なのですが、どのように相談をおこなえばよいでしょうか?
- 弊社HPの電話もしくはお問い合わせフォーム・資料請求フォームから、お気軽にお問い合わせください。ご要望に応じて、オンライン面談・電話・メール等での対応が可能です。
- 生和コーポレーションの土地活用・不動産経営には、どのような特徴があるのですか?
- 4大都市圏での営業に特化し、土地活用一筋50年を超えております。マンション・アパートの累計着工戸数は100,000戸を超え、都市部に強い生和だからこそ、サブリース・一括借上げの入居率98%台を実現しています。
- お問い合わせ後の流れはどのようになっているのですか?
- お問い合わせ頂いた電話番号もしくはメールアドレスに担当がご連絡致します。
お客様のご相談内容に応じて、経験・知識が豊富な担当が対応致します。
他の「土地オーナー様のお悩み解決」の記事を見る
-
所有する賃貸物件について、建物の老朽化などで賃借人に立ち退きを要請したいと考えているものの、どのように進めればよいのか、立ち退き料はどれくらいかかるのか、不安に感じている不動産オーナー様も多いのではな…
-
土地所有者が自身の土地に建物を建設し、その建物を貸家として提供する場合の敷地を、貸家建付地と呼びます。貸家建付地には税額評価の際、自用地よりも評価額が低くなるという特徴があります。 本記事では、貸家建…
-
土地の有効活用方法のなかには、「事業用定期借地権」を利用した借地事業があります。事業用定期借地権とは、あらかじめ期間を定め、事業目的で土地を貸し借りする権利のことです。 この記事では、事業用定期借地権…
-
千葉県に土地を所有していて土地活用を検討しているものの、どのような方法を選択すれば良いかお悩みの方もいるのではないでしょうか。 土地活用は、その土地がある場所や条件によって適する方法が異なります。また…
-
愛知県で土地活用を検討しているオーナー様のなかには、「愛知県でおすすめの土地活用法は?」「土地活用する際に気をつけるポイントは?」などの疑問を持つ方もいるかもしれません。 愛知県で土地活用をするなら、…
- 土地活用一筋の50年生和コーポレーション
- 無料冊子をもらう
- 5分で分かる生和コーポレーション
- 現場見学・相談会
- お電話での資料請求・お問合せは「0120-800-312」