「土地を売却したいけれど、測量って必要なの?」と疑問に思う方もいらっしゃることでしょう。
ここでは、土地を売却する際に測量が必要なのかどうか、ご紹介致します。
土地の値段の決め方
土地の値段は、土地の価値と面積によって決まります。
1平方メートルあたりの単価に、土地の面積を掛けることによって、土地の値段が算出されます。
土地の単価は、毎年の調査等で公的に決まっているので、土地の面積がどれくらいあるのかによって、その土地の値段が変わってきます。
土地の面積を調べる
土地面積いわゆる地積を調べる方法として、不動産登記簿謄本を取得する方法があります。
これは、法務局で取得することができます。
不動産登記簿謄本には、権利者や地積、地目などが記載されています。
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不動産登記簿謄本は信用できるか
現在の不動産登記は、測量は測量士、登記事務は土地家屋調査士といったように、専門家に正確に行ってもらうのが一般的です。
なので、近年測量を行って登記したばかりである土地は、信用できると言えるでしょう。
しかし、何十年も前に登記されたきりである土地である場合、当時の測量は今ほど正確ではなく、隣地との境界線すら曖昧なままで登記されている土地があります。
そのため、すべての不動産登記簿謄本が信用できるとは言えないのです。
トラブルなく売買するために
地積が違ったまま土地を売買してしまうと、売主か買主のどちらかが損をしてしまいます。
実際の地積よりも狭い地積で売買してしまった場合は、売主、実際の地積よりも広い地積で売買してしまった場合は買主が損をしてしまうことになります。
また、隣地との境界線が曖昧なまま売買をしてしまうと、隣地の所有者とのトラブルになりかねません。
そして、それらが高額な土地であった場合、たった1メートル違っただけでも、売主・買主・隣地所有者の誰かが、多大な金額を損失することとなってしまいます。
これらのトラブルを回避するために、土地を売却する相手が業者である場合、ほとんどのケースで、あらかじめ正確な土地の測量をしておくことが必要になります。
土地の売却は大きなお金が動くもの。
登記簿の地積が正しいものであるとみなして売買する方法もありますが、安心して土地を売却するためには、多少の値段がかかっても、正確に測量する方法をとるのが賢い選択といえるでしょう。
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