日本の住宅の、10軒の1軒は空き家だという事実をご存知でしょうか。
その理由は様々ですが、両親亡き後、その家を継ぐ子供がいなかったり、離婚したり、職場が変わり通勤が難しくなったり、など。
家や土地を売却するのには、様々な理由があるようです。
では、家や土地を売却しなければならなくなった時、どいう事から始めれば良いのでしょう。
相場を知る
まずは、自分達がこれから売ろうとしている土地、家が、どのくらいの価格で売れるのであるか、相場を知る事が大切です。
自分達が期待していたよりも、かなり低い価格であれば、もしかしたら売却を取りやめる事になるかもしれません。
相場を知るには、不動産会社に依頼する必要があります。
簡易査定と言って、周辺の売り出している不動産の事例を参考にしたり、公示地価などの基礎的なデータを基に査定価格を算出してくれる方法があります。
簡易査定の良いところは、現地に出向かないので、スピーディーに査定価格が分かるところです。
しかし、現地に出向いていないがために、実際の査定額と誤差が生じる可能性もあります。
もう一つの査定方法が、訪問査定です。
これは、実際に現地に出向き、不動産の設備、状態など細かいところまでチェックするのでかなり正確な価格を算出することができます。
不動産を売却しようと、真剣に考えているのであれば、訪問査定をお願いして、正確な数字を出してもらう方が、お勧めです。
相談する
大体の売却価格が分かると、次に、売却するにあたって必要となる税金、手数料等の細かいお金について聞いておく必要があります。
また、現在ローンがあるなど不安がある方は、そういった不安も一つずつ解決しておく必要があります。
この時、親身になってきちんと説明してくれる不動産会社が良い不動産会社と言えるでしょう。
これから売却が完了するまでの長い付き合いになります。
担当者との相性など、自分が信頼出来る不動産会社を選ぶことが大切です。
土地活用のご相談、まずはお気軽に。相談から物件管理まで一貫したサポートを提供。
不動産会社と媒介契約を結ぶ
売却をお願いする不動産会社が決まったら、不動産会社に不動産の売却を依頼する媒介契約を結びます。
媒介契約を結んだら、不動産会社とよく話し合い売却額を決めていきます。
自分の希望だけを通すのではなく、不動産会社からの査定額や周辺地域の相場を考え、売却額を決めましょう。
納得が出来るまで、とことん話し合いましょう。
売却価格が決まったら、チラシやホームページなどに売り物件として不動産情報が掲示されます。
売買契約・引渡し
購入希望者が現れたら、売却額等の細かい内容を確認していきます。
特に家やマンションを売却する場合、欠陥箇所等はきちんと誠実に説明しておかないと、後々トラブルになるケースがあるので正直に説明しておきましょう。
また、購入希望者からの要望も、全て受け入れるのではなく、価格はもちろんですが譲れる点、譲れない点を自分の中で明確にしておきましょう。
それぞれの意見が合致したら、買主と売買契約を結びます。
売買契約が成立したら、物件の引渡しを行います。
不動産を売却する際の一連の流れをおおまかに説明しましたが、大きなお金が動くだけに、様々な手続きが必要となります。
後悔のないよう、面倒がらず、色々な不動産会社に相談することが大切です。
自分の条件に最も近い不動産会社を選ぶことが成功の鍵となるでしょう。
他の「土地オーナー様のお悩み解決」の記事を見る
-
将来を見据えて子や孫に財産を継承したいと考える一方で、贈与税や相続税の負担が気になる方も多いでしょう。 財産の継承方法には「生前贈与」と「相続」があり、特に生前贈与は、子や孫への投資、相続税対策、相続… -
不動産売却にあたって不動産会社と専任媒介契約の締結を検討しているものの、具体的な内容や手続きがわからずに不安を感じるオーナー様もいるのではないでしょうか。 専任媒介契約は、不動産の売却を不動産会社へ依… -
不動産の売買や相続、贈与などで所有権の名義が変わる場面では「所有権移転登記」が必要です。しかし、何から始めればよいかわからず、手続きを後回しにする方は少なくありません。 また、税負担や債権者からの差押… -
土地活用において、神奈川県はとても魅力的な場所です。利用できる土地があれば、ぜひ有効に活用したいところです。それでは、どのような形で活用するのが最適なのでしょうか。 まず考えておきたいのは、神奈川県は… -
土地所有者が自身の土地に建物を建設し、その建物を貸家として提供する場合の敷地を、貸家建付地と呼びます。貸家建付地には税額評価の際、自用地よりも評価額が低くなるという特徴があります。 本記事では、貸家建…





















