不動産売却の引き渡し準備と注意点

不動産売却の引き渡しに関連してはさまざまな準備が必要です。

また、引き渡しのステップを踏むにあたってみなさんが用意しておくべきものと合わせて、注意点についても目を向けてみましょう。

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不動産売却の引き渡しまでに準備・用意しておくべきもの

不動産売却の引き渡しには専門家、不動産業者はもちろんのこと、司法書士にかかわってもらう必要があります。

それで、そうした専門家に接続してもらう前にみなさんが準備しておくことも、少し専門的なことになります。

例えば以下のような準備をしましょう。

所有権移転登記の準備

登記申請なんてどのように行なったらいいのか分からないと思われるかもしれません。

でも、基本的には必要書類を整えておいて、あとは司法書士に委任すれば適当な処理を行なってもらえます。

確かにこの「必要書類を整えておく」という部分が難しいと感じるかもしれませんが、所有権移転登記の準備で大切なのは一つのことだけです。

それは、できる限り迅速に入手するということです。

なぜなら、登記簿に記載されている住所と現住所が異なる場合、または登記識別情報(つまり登記所から発行される、登記名義人となった申請者の「アラビア数字や記号の組み合わせからなる12桁の符号」)を失念・紛失した場合などは、申請手続き以外の余分の手続きが発生して、最悪の場合不動産売却の引き渡しまでに書類が揃わないということも考えられるからです。

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抵当権抹消の準備

売却予定の不動産に関して抵当権が設定されている場合があります。

これは、素人には分からない分野かと思いますので、金融機関や不動産会社に確認を取る必要があります。

もしも抵当権が設定されていることが分かったなら、ローン先の金融機関に全額返済を行なうことを伝えます。

これについてもできる限り迅速に入手するのがポイントです。

引き渡しの際の注意点

引き渡し前に必要書類などの準備を済ませると、ちょっと気が抜けるかもしれません。

準備だけでも相当の神経を使いますから、それも無理のないことですが、要注意事項があります。

それは契約前に、すべての契約条件、そして問題点だと感じる部分について買い手に知らせることです。

契約は法的手続きですので、交わしたあとに不動産の問題点を明かすのはNGです。

準備を迅速に行なうのが大切だと解説しましたが、この引き渡しのステップでは慎重さも求められます。

契約書類を入念に見てください。

不明点は必ず、すべて尋ねてください。

まとめ

不動産売却の引き渡しは入念かつ迅速な準備、さらには慎重さが求められるシビアなものですが、みなさんの理想の流れで進められるように上記の解説を参考にしてみてください。