賃貸併用住宅の固定資産税と相続税対策について

マイホームでありながら、その一部を賃貸にするという賃貸併用住宅では、様々な税金の控除が受けられることがあります。
そのため、節税対策にもなります。
ここでは、その中でも、固定資産税や相続税対策についてご紹介しましょう。
1.固定資産税対策
住宅用地については、軽減措置が取られるようになっています。
この減額措置では、課税標準額が、一戸あたり200㎡までは小規模住宅用地として1/6に減額され、200㎡を超える部分については1/3に減額されます。
そのため、例えば300㎡の土地にマイホームを建てた場合は、200㎡までは1/6に減額されますが、残りの100㎡については、1/3の減額となってしまいます。
しかし、賃貸併用住宅であれば、自宅の他に2戸を賃貸住宅としていた場合、600㎡まで1/6の減額が受けられるため、固定資産税対策にもなるのです。
2.相続税対策<賃貸部分の評価額の減額>
賃貸住宅は、マイホームよりも相続税評価額が低くなるように設定されています。
そのため、マイホームだけにするよりも、相続税を減税することができます。
3.相続税対策<小規模住宅地評価額の特例による減税>
一定の面積以内であれば、小規模住宅地評価額の特例によって、さらに相続税を減税することができますが、居住用宅地の場合には、別居しているお子さんが相続した場合には、この特例を受けられないことがほとんどです。
しかし、賃貸用住宅の場合には、相続人が申告期限まで賃貸事業を引き続き継続していくのであれば、居住用ほどではないにしても、相続税を減税させることができます。
特に平成27年以降は、税制改正によって、基礎控除額が引き下げられて、小規模宅地評価額の特例による限度面積が引き上げられるので、賃貸併用住宅は、さらに減税対策となります。
このように、賃貸併用住宅では、税の面において、マイホームとしての優遇と、賃貸住宅としての優遇の双方を取り入れられるようになっています。
そのため、固定資産税対策や相続税対策にもなるのです。
しかし、固定資産税や相続税の税額は、法改正やそれぞれの状況などによって異なることがありますので、詳しいことついては、税務署や税理士に相談すると安心です。
- 関連するタグはこちら
よくあるご質問
- 土地活用・不動産経営は初心者なのですが、どのように相談をおこなえばよいでしょうか?
- 弊社HPの電話もしくはお問い合わせフォーム・資料請求フォームから、お気軽にお問い合わせください。ご要望に応じて、オンライン面談・電話・メール等での対応が可能です。
- 生和コーポレーションの土地活用・不動産経営には、どのような特徴があるのですか?
- 4大都市圏での営業に特化し、土地活用一筋50年を超えております。マンション・アパートの累計着工戸数は100,000戸を超え、都市部に強い生和だからこそ、サブリース・一括借上げの入居率98%台を実現しています。
- お問い合わせ後の流れはどのようになっているのですか?
- お問い合わせ頂いた電話番号もしくはメールアドレスに担当がご連絡致します。
お客様のご相談内容に応じて、経験・知識が豊富な担当が対応致します。
土地活用一筋50年。累計着工戸数100,000戸超の実績。
冊子をプレゼント
他のローン・手続き・申告についてを見る
-
賃貸併用住宅を建てたり購入したりする際に、銀行から受ける融資で多いのは、アパートローンと住宅ローンではないでしょうか。 このうち、住宅ローンは、審査も通りやすく、条件を満たせば住宅ローン減税も受けられ…
-
賃貸併用住宅を、住宅ローンを利用して建てた場合、住宅ローン控除を受けられることがあります。 その条件や手続きの仕方について見てみましょう。 この記事の目次1 1.住宅ローン減税・控除の条件2 2.住宅…
-
会社にお勤めの方は、所属する会社で年末調整を行っているので、確定申告をするという機会は、なかなかないかもしれません。 しかし、賃貸併用住宅などで副収入がある場合には、確定申告が必要となります。 確定申…
-
賃貸併用住宅では、マイホームの一部を賃貸にすることで、マイホームを手に入れられる上に、家賃収入を得ることができるというメリットがあります。 さらには、マイホームとしてや、賃貸住宅としてだけの目的で建て…
-
初めての賃貸併用住宅
- 賃貸併用住宅とは
- 賃貸併用住宅のメリット・デメリット
- 賃貸併用住宅運用に良くあるトラブル
- 賃貸併用住宅を成功させる為の失敗事例
- 知っておくべき賃貸併用住宅の危険性(リスク)
- 土地なしからの賃貸併用住宅
- 賃貸併用住宅を始めるときの必要経費はいくら位?
- 賃貸併用住宅の資産価値と評価方法
- 賃貸併用住宅をやるなら木造?鉄筋(RC)?おすすめの構造は
- サラリーマンでもできる賃貸併用住宅
- 賃貸併用住宅は儲かる?一般的な利回りと年収とは
- 賃貸併用住宅は収支とシミュレーション
- 狭小地でも賃貸併用住宅はできるのか
- 賃貸併用住宅で住宅ローン控除を受ける条件と方法
- 自己資金0円でも賃貸併用住宅を買うことはできるのか
- 賃貸併用住宅ローンの減税方法
- 賃貸併用住宅に必要な頭金の相場とは
- 賃貸併用住宅とは ~経営のための基礎知識~
- 賃貸併用住宅を経営するメリットとデメリット
- 賃貸併用住宅の運用で考えられるトラブルとは
- 賃貸併用住宅経営を成功させるために(失敗しないために)
- 賃貸併用住宅の知っておくべきリスクと注意点について
- 土地なしから賃貸併用住宅をはじめるには
- 賃貸併用住宅を始めるときの費用(建築費)はいくら位?
- 賃貸併用住宅の資産価値と評価方法の考え方
- 賃貸併用住宅をやるなら木造?鉄筋コンクリート造(RC造)?
- サラリーマンでも賃貸併用住宅の経営はできるのか
- 賃貸併用住宅は儲かるのか?利回りと年収の関係性
- 賃貸併用住宅の収支計画の立て方
- 狭小地での賃貸併用住宅
- 賃貸併用住宅で住宅ローン控除を受ける条件と注意点
- 自己資金0円で賃貸併用住宅の経営はできるのか
- 賃貸併用住宅における住宅ローン控除の方法と必要な書類
- 賃貸併用住宅に必要な頭金の考え方
-
賃貸併用住宅の種類と特徴
- 賃貸併用住宅の中古と新築の違い
- 賃貸併用住宅の種類
- 一戸建ての賃貸併用住宅の特徴
- 賃貸併用住宅のデザインと間取り
- マンション・アパート・ビルの賃貸併用住宅の特徴
- 最近流行りのシェアハウスの賃貸併用住宅
- 2階建て・3階建ての賃貸併用住宅の活用方法
- 4階建て・5階建ての賃貸併用住宅の活用方法
- 賃貸併用住宅の中古と新築のメリット・デメリット
- 賃貸併用住宅の種類 (アパート・マンション・一戸建て)
- 一戸建ての賃貸併用住宅の特徴とは
- 賃貸併用住宅の間取りとデザインを考える
- アパート・マンション・ビルの賃貸併用住宅のメリット・デメリット
- シェアハウス賃貸併用住宅のメリット・デメリット
- 2階建て・3階建て賃貸併用住宅の特徴
- 4階建て・5階建ての賃貸併用住宅の活用事例
- 併用住宅とは? 定義や固定資産税の影響について解説
- ローン・手続き・申告について
「ローン・手続き・申告について」に関する人気記事
「ローン・手続き・申告について」に関する新着記事
- 土地活用一筋の50年生和コーポレーション
- 無料冊子をもらう
- 5分で分かる生和コーポレーション
- 現場見学・相談会
- お電話での資料請求・お問合せは「0120-800-312」