マンションを売却する際、誰しも自分の希望の価格で売却したいと思うのは当たり前です。
しかし、なかなか買い手が付かない場合、値下げを強いられる場合があります。
では、なかなか物件が売れないとき、どういったタイミングで値下げを行えば良いのでしょうか。
なかなか売れない時に値下げ
マンションの売り情報を出してからお客の目に留まり、情報が浸透していくまでには3ヶ月程度はかかります。
しかし、売りに出してから半年経っても、内覧の問い合わせも一切ないという事であれば、売れない原因を考える必要があります。
売れない原因で最も多いのが、値段が高すぎるということがあります。
また、値段だけでなく、不動産会社の売り出し方法が良くない場合もあります。
不動産会社と売れない原因を考え、周辺地域の似たような物件の価格を考慮し、値段を下げるというのも一つの方法となります。
売却したいタイムリミットが迫っているとき
マンションを売却するのには、様々な理由があります。
半年後には、転勤で遠いところへ行ってしまうので、半年後までには売却をしたい。
まとまったお金が必要となり、一年後までには売却したい。など。
このように、いつまでに、売却したいという希望がある場合は、タイムリミットを決め、そこから逆算して、値下げの時期を考える方法もあります。
例えば、1年後までに売却をしたいと考えているのであれば、まず売り出しから4ヶ月ぐらいまでを第一段階とし、この段階では、自分が売れたらいいなと思う価格でマンションを売り出します。
4ヶ月経っても売れなければ、一度値下げを行います。
この値下げ価格を、売れるであろう相場価格に設定します。
不動産業者が提示してきた金額に一番近いものになるでしょう。
売り出しから8ヶ月ぐらい経っても売れなければ、もうこれ以上値下げできないという最低価格で売り出します。
これは、売却のタイムリミットが4ヶ月先に迫っているからです。
このように、売却スケジュールを基に値段を設定し、値下げしていくのも一つの方法です。
このように、値下げのタイミングもそれぞれ異なってきます。
一つ注意しておくことは、売りに出して問い合わせが来ないからと言って早い段階で値下げすることは、あまり良い方法とは言えません。
あまりに早い段階で値下げをすると、検討していたお客様が、もしかしたらもう少し待ったら更に値下げしてくれる物件かもと思われ、売却する際に不利になってしまう恐れがあります。
いずれにしてもマンションを値下げするには、駆け引きが必要となってきます。
できるだけ自分の希望価格に近い額で買い手が付くよう、努力していかなければなりません。