賃貸物件にニーズのある人気の間取りとは?

土地や建物に関するコンサルティングカンパニーSEIWAから土地オーナーの皆様の今後をサポートする情報を毎月お届けする「生和ジャーナル」vol28

SPECIAL FEATURE
多様化する賃貸住宅の間取り

今賃貸住宅に求められる人気の間取りとは?

豊富なバリエーションと収納力が入居率アップの鍵

ニーズに応える間取りを考える

間取りと広さに対する入居者の要求は高い

最良の空き部屋対策は、当然のようですが入居者に好まれるアパート・マンションを建てること。賃貸物件に対する入居者の要求はさまざまですが、部屋の間取りの優先順位が高いのは確実です。

入居者に好まれる間取りは、これからの賃貸住宅経営のキーポイント。ライフスタイルに合った間取りや広さが入居者募集に有利という考え方が経営者に浸透し、専有面積も広くする傾向にあります。

かつてのような間取りでは単身用物件でも不人気に

一昔前までは、賃貸物件のターゲットといえば大学生や単身赴任のサラリーマン。バブル期には15~16㎡規模でバス・トイレ一体のワンルームマンションが大量に供給され、現在も残っています。

しかし、今ではこうした狭くて古いワンルームマンションは敬遠されています。金銭的に豊かとは言えない大学生の部屋でも、バス・トイレは別というのが常識なのです。

情報誌やインターネット上の不動産・賃貸情報には、間取り図と専有面積が掲載され、入居希望者は無数の情報の中で比較検討を重ねています。おざなりな物件企画では、入居率を高めることはできません。

可処分所得が高い層にアピールできる物件とは

現在、賃貸需要の新しい形の中で脚光を浴びているのは、30歳代前後の独身キャリア単身者や、子どものいない共働き夫婦DINKS(ディンクス=Double Income No Kids)世帯です。

この層はある程度所得にゆとりがあります。また、多忙な生活を送っているため、何よりも利便性を重視し、かつ洗練されたクオリティの高いライフスタイルを求めています。

こうした層が都市生活に求めるハード・ソフト両面の機能と、長期にわたる融資返済にも耐えうる高いコストパフォーマンスを両立させること。現代の賃貸物件は、高いレベルでのバランスが求められているのです。

当社では27タイプの間取りを用意

当社が設定しているプランの広さは約25㎡~71㎡。間取りは27タイプとバリエーションが豊富です。

リビングは12~18畳、居室は6畳以上とするなど、ゆとりある空間での快適な暮らしが、入居者様の満足度を高めます。豊富な間取りによって幅広い入居者様のニーズに応えることができ、立地条件に合わせた最適なプランの選択が可能です。

さらに、高層建築が可能なエリアにも対応できるよう、10階超えの高層化も可能にしました。豊富な間取りプランにも対応できるため、「ショップ付きマンション」や「オフィス付きマンション」にすることもでき、駅近の好立地などではさらなる収益が期待できます。また、最上階や1階にオーナー様のご自宅を組み込むことも可能です。

ハイグレードマンションならではの演出、現代のニーズに応える間取り、木造賃貸物件の間取りに見られる新たな工夫

賃貸でも求められる豊富な収納スペース

収納スペースの不足は入居率の低下につながる

最近は賃貸物件といえども、DINKS層をはじめとした都会型の入居者は、収納スペースの充実を重んじる傾向にあります。実際、収納スペースが狭いという理由で入居が決まりにくくなってしまったというケースもあるのです。

収納のキャパシティも大切ですが、収納場所が生活の動線に適っていることも重要なポイントです。たとえば、洗面浴室付近に使用するリネンや予備のシャンプー類はすべて収納できるのが理想的。キッチンには、大皿などを含む食器が入る収納量と形状(引き出しなど)が確保される必要があります。

普段使い用やお客用の小皿やカトラリー類は、ダイニングに収納するのがベター。カトラリーがキッチンに収納されていては、無駄な動きが増えてしまいます。

根強い人気を誇るのがウォークインクローゼット。大容量であるだけでなく、収納された洋服類がひと目で把握できる構造であるかどうかがポイントになってきます。

収納力に力点を置く当社のモデルルーム

当社が施工したマンション「クリア岩本町」にある賃貸モデルルームでも、収納スペースに配慮した設計を行っています。

モデルルームの家具や小物の配置はあくまで一例ではありますが、リビングスペース、キッチンスペース、ダイニングスペースのそれぞれに何らかの収納スペースを用意。入居者の生活をイメージし、その場その場に応じた収納を実現しています。また、機能的で使いやすく、邪魔にならないように配置も工夫しています。

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ONE POINT!

田中 利生

齋藤総合法律事務所
弁護士 田中 利生

家具付賃貸居室における附属家具が故障した場合の負担者

家具付き賃貸を最近見かける事があります。附属家具の故障に伴う修理費を賃借人、賃貸人どちらが負担するか法的に見ていきます。法的には附属家具についても賃貸借の範囲とされ、修繕義務及び原状回復義務についても居室等と同様に扱われます。修繕義務は、賃借人の故意又は過失による故障は、賃借人が修理費を負担し、賃借人の責めに帰すべからざる事由により家具が故障した場合には、賃貸人が当該家具の修繕を行います。ただ、賃借人の責めに帰すべき事由により故障したのか否かを立証することは容易ではなく、現実的には賃貸人がその修理費を負担することになります。
原状回復義務についても、経年劣化した部分は賃貸人負担となりますので、附属家具の修理費はまず賃貸人が負担するというのが法的な解釈となるでしょう。

賃貸住宅経営のことがよく
わかるおすすめ書籍

一流マンションはここがスゴい

『一流マンションはここがスゴい』
エクスナレッジムック
碓井民朗 著

構造や間取り、内装・設備、共用施設など、住む人にきちんと配慮したマンションの条件を解説。一級建築士が作成した正確なイラストで、建築の素人でも理解しやすくなっている。(1,512円)

▸問合せ エクスナレッジ
http://www.xknowledge.co.jp/

長期安定収入と相続対策のための賃貸住宅を建てる本

『長期安定収入と相続対策のための賃貸住宅を建てる本』
旭屋出版MOOK

建物の構造、建築プラン、設備、コンセプト型賃貸住宅などについて解説。ハウスメーカーなどの豊富な事例も紹介している。知っていると便利な「賃貸住宅の用語集160」も掲載。(1,080円)

▸問合せ 旭屋出版
http://asahiya-jp.com/

世界の有名な建築物をご紹介します!

落水荘(アメリカ)

落水荘(アメリカ)

近代建築の三大巨匠の一人とされ、日本の帝国ホテル旧本館の設計でも知られるフランク・ロイド・ライト。落水荘は彼が晩年の1930年台に手がけた建物で、建築家としての長い低迷期を脱した作品といわれています。デパートのオーナーであったカウフマン氏の別荘として設計を依頼されたものの、構造的な問題で金額がどんどん上昇。カウフマン氏のオーダーは滝を眺める家というものでしたが、でき上がった建物は滝が一体化しているかのような構造で、カウフマン氏を驚かせたといいます。この家はアメリカ人の間でも人気を誇っており、ある雑誌社の投票で第一位の名住宅建築に選ばれました。

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