長く住める賃貸住宅に求められるものとは?

土地や建物に関するコンサルティングカンパニーSEIWAから土地オーナーの皆様の今後をサポートする情報を毎月お届けする「生和ジャーナル」vol37

SPECIAL FEATURE
賃貸住宅への永住志向に応える

長く住める賃貸住宅に求められるものとは?

短期の居住を前提とした賃貸住宅とは違った発想が必要

ファミリー層をターゲットとした賃貸住宅

増えつつある「一生賃貸」派

この数十年、全国の世帯に占める借家住まいの割合は、ほぼ4割で推移しています。東京都では45.8%が賃貸住宅に住んでおり(平成25年)、「一生賃貸で暮らすつもり」と考える世帯が増加しています。給料が上がったら賃貸から持ち家へ、というステップが当然のように思われていた時代ではもはやないのです。

ライフスタイルの多様化、楽観的な人生設計を支えていた終身雇用の崩壊、震災によって失われた住宅資産……持ち家意識の低下にはこうした様々な要因が考えられます。「取得から借りる」へ、そして「仮住まいから永住」へ。賃貸住宅は人生の長いパートナーという地位を獲得しつつあるのです。

ファミリー層も意識した賃貸物件の設備の必要性

生和のハイグレードな住宅設備

長く住み続けるものとして賃貸住宅を考えた場合、単身者だけではなくファミリー層も意識した賃貸経営が求められます。幅広い年齢層に満足していただくため、設備の充実はもちろん、建物のグレード感も必要となってきます。

DINKS、子持ち夫婦、高齢夫婦など、ファミリーといってもその形は様々です。ある程度ターゲットを絞り込んで賃貸事業計画を立案する方法もありますが、一つの建物で多様なファミリーに対応できるようであればベターでしょう。

当社が設計・施工を行う賃貸住宅は外観や内観のグレードが高く、分譲マンションなどと比べても遜色がありません。機能的で使いやすいキッチン、ゆったりとしたバスルーム、収納豊富な洗面台、遮音性の高い床など、住宅設備もハイグレードなものを用意しています。

オーナー様は、こうした特長を持つ当社の賃貸住宅により、長期の入居契約による安定した家賃収入を期待することができます。また、入退去の頻度が低いため、空室リスクや室内のリフォーム費用などを抑えることでき、安定した資産運用を行うことが可能になります。

持ち家住宅率・持ち家住宅率の低い地域 借家で構わない理由 住宅所有に関する意識

様々な層のニーズに応える賃貸住宅

様々な世代が共存する「コミュニティ賃貸」

キッズデザイン賞を受賞

入居者様に愛着を持って長く住んでいただくため、各社がターゲットニーズを検討し、ペット共生型や女性向け、子育て家族向け、シニア向けなどの賃貸住宅を企画。共通のニーズや意識を持つ入居者様のコミュニティ作りに配慮した「コミュニティ賃貸」をうたい文句とする会社も増えています。

当社では様々な世代の共存を目指し、エントランスでコミュニケーションを育むという考え方の商品を開発。「キッズデザイン賞」を受賞しました。

「コミュニティエントランス」と名付けられた賃貸住宅の共有エントランスが、入居者様同士の豊かなコミュニティを形成。自然に人が集まる空間となり、子供たちの見守り効果も期待できます。

ライフスタイルの変化に対応する住空間

家族と一緒に変化する収納棚

住み慣れた場所への愛着や、引っ越しに伴う経済的負担の低減などが、長く住み続けたい理由として挙げられます。しかし、家族が増えたり、子供が大きくなったりして、住み続けることが難しくなる場合も少なくありません。

ライフスタイルの変化があっても住み続けられる賃貸住宅を実現するため、当社では様々な入居ターゲットに合わせた間取りプランをご用意。子供の成長に合わせて組みかえられる収納棚も開発中です。この天井まである収納により間取りの変更が可能で、個室を増やしたいというご希望に応えます。

機能的な動線計画や、戸建て感覚の間取りなど、入居者様の視点で暮らしやすさを考えていくことが大切です。当社ではオーナー様と入居者様双方のご満足につながる提案をご用意しています。

賃貸経営ノウハウ オススメの記事

ONE POINT!

三好 義典

生和コーポレーション
株式会社
企画商品開発部 次長 三好 義典

自然と人が集まり、世代を超えて入居者様がつながっていく空間に

キッズデザイン協議会主催の子どもの安全・安心と健やかな成長発達に役立つデザインを顕彰する「第9回キッズデザイン賞」において、当社発表の「コミュニティエントランス」が受賞いたしました。今後一つの共同住宅に、多世代の入居者様の居住が進んでいく傾向にあります。住居のプライベート空間との緩衝空間である「共有エントランス」は、お互いの世帯が程よくつながり、コミュニケーションを構築しやすい環境です。近隣コミュニティは、見守り・防犯効果が発揮され、災害時にも強い近所付き合いを育てます。また、視覚的に開かれたエントランスは、安心して子供たちが遊べる場所となります。自然と人が集まり世代を超えて入居者様同士がつながっていく。私たちは、共同住宅の特徴である共有部分を「コミュニティとして充実させる空間」として提案していきます。

賃貸住宅建設の
トレンドを知る一冊

長期安定収入と相続対策のための賃貸住宅を建てる本

『長期安定収入と相続対策のための賃貸住宅を建てる本』
旭屋出版MOOK

市場状況を踏まえ、建物の構造や建築プラン、設備、コンセプト型賃貸住宅、多世代共生型コミュニティが育まれる賃貸住宅などについても解説。ハウスメーカーの事例も豊富。(1,080円)

▸問合せ 旭屋出版
http://asahiya-jp.com/

コミュニティ・デザインによる賃貸住宅のブランディング

『コミュニティ・デザインによる賃貸住宅のブランディング』
長沢伸也・小宮理恵子 著

シェアハウスを中心とする新たな運営形態の住宅「コミュニティ型賃貸住宅」とは一体どのようなものか?
その人気の理由を、7つの物件の事例を通して解き明かした一冊。(2,160円)

▸問合せ 晃洋書房
http://www.koyoshobo.co.jp/

世界の有名な建築物をご紹介します!

シュヴァルの理想宮(フランス)

シュヴァルの理想宮(フランス)

オートリーヴという町にある、奇妙なイメージがこれでもかというほど詰め込まれた建物。高さ10m、長さ14mほどの建物は、建築の知識を全く持たない一介の郵便配達夫シュヴァルによって建てられました。ある日配達の途中で奇妙な形の石につまずいた彼は、その石からインスピレーションを得て、宮殿を建てる決意をしたといわれています。毎日の仕事を終えたあと、何キロも離れたところから手押し車で石を集めてきて積み上げ、33年もの歳月をかけて完成させました。様々な建築様式を模した宮殿は混沌とした雰囲気。膨大な数の装飾が施された動物や鳥、植物、奇怪な怪物など、細部の造形にも目を奪われます。

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